成立

持続可能な社会の実現を目指し、未来の食品市場を切り拓くフードベンチャー「Grino」

優待あり

Red Yellow And Green 株式会社

飲食・フードテック

申込み金額 24,900,000

目標 10,000,000円

上限 25,000,000円

当案件は募集期間経過のため終了いたしました。多くのお申込みを頂きありがとうございました。

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ポイント
  • サラダの定期配送事業で上場企業を中心に約2億円を売り上げたチームの新たな挑戦
  • 環境負荷が低くヘルシーな冷凍プラントベースフードをサブスクリプションで宅配
  • 前年比約40%成長で拡大する注目市場で、新たな食の選択肢を提供
こんな方に応援してほしい
  • サステナブルフードの市場やGrinoのプロダクトに可能性を感じる方
  • 食を通じたSDGsや社会課題の解決といった分野に興味のある方
  • Grinoの理念に共感し、次世代のためにより良い未来を共創したいと思ってくれる方
  • 詳細
  • 事業者情報
  1. 目次
  2. 事業概要
  3. なぜやるのか
  4. プロダクト
  5. Grinoを取り巻く市場
  6. ビジネスモデル
  7. 成長計画とマイルストーン
  8. 経営者
  9. 応援コメント
  10. エンジェル税制
  11. 株主優待
  12. トークライブ

Grinoは、「気候変動とたたかう美味しい取り組み」というコンセプトのフードイノベーションブランドです。
健康でサステナブルな食生活を望む方のために、環境負荷の少ないプラントベースフードを美味しく、手軽に食べられる形で提供します。

※ サステナブル: 人間・社会・地球環境の発展が持続可能なものであること
※ プラントベースフード: 動物性の原料を使用せず、植物由来(プラントベース)の原料で作った食品のこと

なぜやるのか未来の世代のために、これからの食事に求められる「サステナブル」という価値観

社会構造が大きく変わる中、環境意識の向上や社会問題の解決といったテーマに注目が集まってきました。

2015年に国連によって採択されたSDGs(Sustainable Development Goals: 持続可能な開発目標)に象徴されるように、サステナブルという価値観は世界共通の目標として取り組まれるようになっています。

人口増加に伴う食糧危機や環境問題への危機意識が顕著になった今、食に求められる価値も変わってきました。

安全性・美味しさといった根源的な欲求の充足、健康・時短・節約といった機能的な価値に加え、食を通じた社会課題解決への貢献やサステナビリティといった価値が、食に求められるようになっています。

食とサステナビリティの観点で懸念されているのが、動物由来の食事の生産負荷の高さです。

牛や羊、山羊などの反芻動物が排出するメタンガスは、二酸化炭素の20−25倍ほどの温室効果があります。また、家畜の放牧地の確保や飼料の生産のため大量の森林が伐採され、1秒間にサッカーコート1.5コート分ずつ世界の熱帯雨林が消失していると言われています。

また、畜産業の影響も問題となっています。畜産業による二酸化炭素の排出量は地球全体の14%にあたり、地球上全ての交通手段(車、トラック、飛行機、船舶、列車など)の排出量に匹敵すると言われています。

世界の人口は、2050年には2019年から26%増の97億人に、2100年には42%増の109億人にまで増えることが予測されています。人口増加に伴うタンパク質への需要拡大に対して家畜の飼料となる穀物などの供給が追い付かず、早ければ2025〜30年頃には需要と供給のバランスが崩れ始めると予測されます。

こういった事実はメディアを通じて知られるようになり「未来の世代により良い地球を残すため、サステナブルな食事を選ぶ」という判断軸が加わった個人も増えてきました。

プロダクト既存の課題を解決したプラントベースフード

Grinoは、調理済みプラントベースフードを定期配送する事業を運営しています。1日1食から取り組める身近な地球温暖化対策として、新たな食の選択肢を提供します。

ヴィーガンやベジタリアンの人口が少ない日本では、植物性食品の持つ健康的なイメージがプラントベースフード市場の拡大を牽引しています。中高年のメタボ改善や女性の美容意識、高齢者の体力維持などを目的に、タンパク質摂取をヘルシーな植物性へ切り替える需要も広がっています。

※ヴィーガン: 肉・魚・卵・乳製品などの動物性食品を食べないベジタリアン

現在のプラントベースフードの主要購買層は自身や家族の健康を気遣う30−40代の女性とみられ、既存の企業においてもこの層をターゲットにした商品開発を行うケースが目立ちます。一方、将来の消費の主役を担う10−20代は現在の主要購買層と比べて環境保護や動物愛護などの意識が高いとされ、今以上にSDGsの浸透が進めば、潜在的な購買層になる可能性もあります。

これらを踏まえ、Grinoはヴィーガン、ベジタリアンはもとより、健康意識の高い層や、サステナビリティに関心をもつ消費者を広くターゲットと捉え、初めて菜食に挑戦してみたい人が気軽に始めやすい商品・サービス設計を行います。

Grinoは、従来のプラントベースフードに潜む課題を解消する商品づくりを行っています。

1つ目は利便性の課題です。
ベジタリアン・ヴィーガンを含む約7割が、生活圏内でプラントベースフードを手に入れられる機会が少ないと回答しています。Grinoは冷凍惣菜形式の宅配によって、この課題に応えました。常備菜として保存も可能で、フードロスを抑えることができます。

2つ目は選択肢の課題です。
1食あたりの食材や品数の多い日本では、選択肢の少なさがサービス離脱の要因となる可能性があります。Grinoは和洋中の種類豊富なメニューを提供することで、選べる楽しさを提案します。

3つ目は美味しさの課題です。
植物由来の食品は風味が独特で、プラントベースフード初心者にとってのハードルになっている可能性があります。これを解決するため、Grinoは都内外資系ホテルで経験を積んだシェフ監修のもとこだわりのレシピ開発を行っています。

Grinoは冷凍食品の専門家である西川剛史氏との共同開発を行っています。
さらに最新の3Dフリーザーを使った急速冷凍技術を使うことで、常温や冷蔵のレトルト商品では実現が難しい野菜のゴロゴロとした食感や、作りたての美味しさ、栄養を残すことに成功しました。

Grinoでは1種類50個という極小ロットでの製造を行い商品開発を行っています。これにより、多種類の商品の製造や、顧客のフィードバックの素早い反映が可能になりました。

Grinoは、D2C形式でサービスを提供します。卸や小売店などを介さないため顧客データを蓄積し、商品開発やデジタルマーケティングへの活用が可能です。

※D2C: 「Direct to Consumer」の略で、メーカーが直接消費者と取引を行うビジネス形態

Grinoを取り巻く市場食領域のスタートアップ投資は急拡大。プラントベースフードの盛り上がりも

プラントベースフードを含む世界のフードテックの市場規模は、2025年までに700兆円規模に達すると推定されています。

※スマートキッチン・サミット2017資料より

2014年ごろから、ベンチャーキャピタルによるフードテック領域へのグローバルにおける投資は爆発的に加速し、世界的なトレンドとなりました。2019年の投資額は約1兆6000万円(150億ドル)であり、5年間で5倍にも伸長しています。

中でもプラントベースフードの市場規模は急速に拡大しており、様々な企業への投資が活発に行われています。植物性代替肉のBeyond MeatはIPO(株式上場)時に10倍も株価が高騰し、注目を集めました。

日本国内でのプラントベースフードの市場規模は、2020年の予測は前年比38.2%増の246億円と大幅に伸長しています。市場は10年前の48億円と比較すると5倍強へ拡大する見通しです。

Grinoは国内ベジタリアン・ヴィーガン、フレキシタリアンを対象に「プラントベースフードといえばGrino」という第一想起を獲得し、認知を広げていきます。

※フレキシタリアン: 基本的には植物性食品を食べるが、たまに肉や魚を食べる柔軟なベジタリアン層。「ゆるベジ」ともいわれる

さらに、現在市場の空白地帯となっている「和食×プラントベースフード」の市場を狙い、世界の約8割のベジタリアンがいるとされるアジアの5億人の市場へ「日本発のプラントベースフード」としての進出を視野に入れています。

ビジネスモデルパーソナライズ化した食事体験を提供。既存事業のノウハウを活かした法人提案も

Grinoは個人に向けて、プラントベースフードのセットを月に1回定期配送するサブスクリプション(定期購入)モデルで事業を展開します。

また冷凍惣菜の提供にとどまらず、お米もセットになって、レンジ調理ですぐに食べられる「弁当ボックス」のデリバリーも視野に入れています。管理栄養士監修のもと、個人の体調や好みに合わせてメニューをパーソナライズし、最適化する機能も提供予定です。

Grinoは、下記のような施策により購買体験を向上させ、ブランドへのエンゲージメント醸成を図ります。

  • 売上の一部を環境保護団体に寄付するなど、サービスの社会価値を顧客と高め、Grinoの理念の浸透を生む仕組み
  • SNSやPodcast、自社メディアを通じた情報発信
  • ランクに応じて購入割引、新作無料体験、商品開発試食会招待などの優遇を受けられるロイヤルティプログラム

 

これらの施策により、リピート購入を通じて長期的な売上を向上させ、LTVを最大化して安定した収益基盤を構築します。

※LTV(Life Time Value):一顧客における平均継続時間から算出する生涯顧客価値

GrinoはSDGsに取り組みたい企業への福利厚生プランとして、法人向けサービスの提案も予定しています。
Grinoのローンチ前に取り組んでいたサラダのオフィス配送事業で、上場企業を含む法人とのネットワークや、販売ノウハウを蓄積してきました。

企業のSDGs取組みも背景に、従業員の「自宅で手軽に健康と環境に良い食事を取りたい」というニーズと、企業の「在宅勤務中の従業員への福利厚生」という双方のニーズに対応した事業を展開していきます。

成長計画とマイルストーン商品ラインナップの強化を足がかりに第一想起を獲得。将来はアジア中心に展開

Grinoは商品ラインナップの強化による他ブランドとの差別化と、初期顧客へのマーケティングの2軸を戦略的に行っていきます。

商品ラインナップについては、年内に主菜やスイーツを含め40種類を開発・販売目標としています。

マーケティングに関しては、SNSによるバーティカルメディアの運用開始、広告運用・インフルエンサーマーケティングを中心とした施策により認知拡大を図ります。

  • 2021年

    ・ラインナップを40種まで拡張
    ・スイーツメニューの販売
    ・パーソナライズシステムの実装
    ・法人販売の開始

  • 2024年

    ・ 定期購入者1万人突破

  • 2025年

    ・東南アジアへの事業展開を開始

  • 202X年

    ・株式公開IPO

経営者サラダの定期配送事業で上場企業を中心に約2億円を売り上げた起業家の新たな挑戦

マーケットの大きな変化に対応するため、そして将来の地球環境のため、今本当にすべきことは何かと考えて、Grinoを立ち上げました。
私には子どもがいます。彼らの将来を考えたときに、今自分が責任を持って行動しなければ変わらないと強く感じ、Grinoとして環境問題に取り組みたいと思っています。

 

代表取締役

細井優

サンノゼ州立大学を経て、Appleに新卒入社。カスタマー・エクスペリエンスチームにてプログラムマネージャを務め、iPadのローンチやショップインショッププログラムを担当する。2016年にRed Yellow And Green 株式会社を創業し、法人向け福利厚生型サラダ定期配送サービス「サラド」をローンチ。法人向け営業や商品開発に従事し累計約2億円分のサラダを生産販売。2021年に冷凍プラントベースフードのD2C事業「Grino」をスタート。
 

 

プログラム採択実績

「サラド」は、2019年度の旭化成ホームプロダクツアクセラレーターに採択されました。

また、Plug and Play Japanのアクセラレータ・プログラムのBATCH 2 Brand & Retailにも採択されています。

 

メディア掲載実績

応援コメントRed Yellow And Green株式会社に向けた応援コメント

K-BRIC代表(元シーメンス株式会社代表取締役社長 兼CEO)

藤田 研一

以前より代替食の領域には興味があり、調査をしておりました。そんな中、ご縁があり細井さんと繋がりました。 プラントベースフードの事業推進は新しいトレンドを生み出すところからはじまります。根気のいるビジネスですが、将来性は大きく期待できる事業領域です。何度かお話をするうちに、プラントベースフードの未来を語る細井さんの熱い語りに強く共感を覚えました。 日本だけでなく海外もターゲットとして考えているとのことで、事業の将来性に期待しています。

▼藤田氏について
日本の実業家。シーメンスVDEO、ドイツ本社、日本法人代表取締役社長及び会長を経て、現K-BRIC Advisory & Investment代表。(藤田研一 - Wikipedia

 

株式会社ゼロワンブースター 海外戦略マネージャー

平井 忠道

細井さんとは、弊社が運営サポートしておりましたコーポレートアクセラレーターで採択されていたことがご縁で、プログラム期間中、伴走させていただきましたことを誇りに思います。
期間中ではPoCに実直に取り組む姿やアクセラレータ主催企業と共に、誠実に且つ新しいことに積極的に取り組む姿勢に感銘を受けました。 初めて細井さんから世界観をお伺いしたときは、心の底から熱くお話しする姿に心を惹きつけられました。
21世紀における環境問題と消費者の食事における健康課題に対してひた向きに挑戦する志は、まさに「green innovation」を巻き起こすスタートアップの証です。
Grinoを通して、サステナブルフードが日常的になる未来を世に広めてください。 今回のイークラウドさんでの調達を通して更に飛躍されることを期待しています。応援しております。

 

冷凍食品開発コンサルタント/野菜ソムリエプロ

西川 剛史

今回のGrino(プラントベース冷凍食品)は食材や調味料に制限や条件が数多くあり、私が関わった中でも非常に難易度の高い商品開発でした。 しかし、細井さんはそんなハードルの多さに妥協せず、プラントベースでありさらに「美味しさと楽しさ」を実現させることにこだわっていました。 食の根源である「美味しさと楽しさ」を実現したGrinoを作りあげた細井さんなら、今後のこの事業もやり切ってくれると思います。

またGrinoに携わって初めて、ベジタリアンの方は食事の手軽さという面に苦労していらっしゃることを知りました。冷凍技術で野菜の美味しさを届け、いつでも食べられるニーズに応えるGrinoの伸びしろは、今後ますます拡大しそうだと感じます。より多くの方に商品をお届けし、地球環境に良いものと利便性を結びつけるべく、プラントベースフードの冷凍技術の部分を引き続き支援してまいります!

エンジェル税制所得税の優遇措置Bを利用できます

Red Yellow And Green株式会社に投資した投資家の皆様は、投資額全額をその年の他の株式譲渡益から控除できる優遇措置Bを利用することができます。

※今後の募集状況により、優遇措置Aが適用になる場合があります。優遇税制Aが適用になるのは以下の場合です。

  • 上限募集額に到達しないまま募集期間が終了し、案件成立した場合
  • 6月10日までに上限募集額に到達し、案件成立した場合

エンジェル税制や申請手続きの流れについての詳細は「エンジェル税制について」をご確認ください。

株主優待Grinoのおすすめ商品セットをお届けします

案件にお申し込みいただいた株主様を対象に、Grinoのおすすめ商品セットをプレゼントする株主優待を実施いたします。

  • 10〜30万円コース(200〜600株分): Grinoのおすすめ4食セット
  • 50万円コース(1,000株分) : Grinoのおすすめ6食セット

詳細は、Grinoのホームページをご覧ください。
https://grino.life/pages/benefit

トークライブ細井社長のトークライブを開催しました

6月4日(金) 20:00-21:00に、「【イークラウド5号案件記念】『Grino』トークライブ」を開催いたしました。

イベントのアーカイブ動画は以下から視聴できます。

▼事業概要説明

▼チームについて

▼市場について

▼マーケティングについて

▼プロダクトについて

▼事業戦略について

▼ファイナンスについて

▼投資家の方へメッセージ

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