約4秒で薬を識別!光技術で誰もが安心して医薬品にアクセスできる世界を目指す「ウィズレイ」
新株予約権
株式会社ウィズレイ
医療・ヘルスケア
終了まで9日
2025年3月18日
13:00まで
※早期に上限募集額に達した場合、達成後24時間のみキャンセル待ち受付を行います。
- ポイント
- 粉薬の“見えない不安”を解消する一包化散薬鑑査装置「コナミル」で医薬品の安全性向上を目指す
- 経済産業省「J-Startup WEST」選定。光技術の専門家と薬剤師が挑む大学発ベンチャー
- グローバルで数十兆円規模とされる偽造医薬品問題の解決に取り組む
- こんな方に応援してほしい
- 誰もが安心して薬を飲める世界の実現を一緒に目指したい方
- 医療現場の安全性向上や負担軽減、薬局のDX推進に関心のある方
- 分光分析などの技術を活用したイノベーションに興味がある方
- 詳細
- 事業者情報
- 募集情報
- 企業のリスク
- 審査内容
- 契約締結前交付書面
- 目次
- 事業概要
- なぜやるのか
- プロダクト・ソリューション
- 事業戦略・マイルストーン
- メンバー
- 応援コメント
- 募集情報
- イベント紹介
- 事業のリスク
- 質問回答
このページは現時点の発行者の想定・見解による事業計画等に基づいて作成されています。そのため、将来の計画等に関する記述には、既知および未知のリスクや不確実性が含まれており、将来の実績や業績、成果や財務状況と著しく異なる可能性があります。
本案件は、新株予約権での募集です。エンジェル税制の対象ではありません。詳しくは、募集情報をご覧ください。
※ラマン分光法:光を物質に照射したときに、光が物質と相互作用することで入射光と異なる波長を持つ光がでてきます。これをラマン散乱光と呼び、ラマン散乱光を用いて物質の評価を行う分光法です。
ウィズレイは大手調剤薬局チェーン、大手ドラッグストアチェーン、病院などで「コナミル」の試験導入を進めており、2025年4月からの本格導入を目指しています。今後は国内で培った光技術と医薬品識別のビッグデータを活用し、偽造医薬品問題が深刻な海外市場へ展開するためのプロダクト開発を計画しています。
ウィズレイのオンライン事業説明会申し込みはこちらから
なぜやるのか薬局で深刻化する「調剤事故のリスク」
全国の調剤薬局の数は、コンビニエンスストアよりも多い約6万軒にのぼり、医薬品はより手軽に入手できるようになりました。薬局が“国民の健康を支える身近な拠点”として期待される一方で、薬剤師の業務は多岐にわたっています。
具体的には、処方箋どおりの調剤だけでなく、服薬指導や疑義照会(処方箋に疑問点があれば医師に確認)、健康相談などがあり、その業務量が急速に増加しています。
見た目では判別不能。散薬鑑査の難しさ
現在、調剤現場で危機感が高まっているのが医薬品の取り違えです。薬剤師は「本当にこの薬で合っているのか?」という不安や疑問を解消できないまま薬を渡してしまうと、重大な調剤事故につながってしまう可能性があります。
特に、複数の錠剤を粉砕し一包化した「粉薬」(散薬)は、薬剤師にとって最も最終チェック(鑑査)が難しい薬の一つです。錠剤であれば刻印や色、形で識別できる場合もありますが、粉にしてしまうと見た目だけで何の薬かを見分けることはほぼ不可能です。
多くの薬局では、粉薬の鑑査において調剤記録や処方箋との照合、複数人での確認など人的なチェックを行っています。しかし、薬剤師の業務が増える中で限られた人員でのチェックには限界があります。どれだけ注意深く確認しても人間はミスを起こします。現場の薬剤師は常に大きなプレッシャーに晒されているのです。
プロダクト・ソリューション調剤ミスを減らし、粉薬の安全性を高める「コナミル」
このような医薬品誤認のリスクを減らすため、ウィズレイが開発しているのが近赤外分光法とデータベースを組み合わせた一包化散薬鑑査装置「コナミル」シリーズです。
製品の特徴
コナミルは調剤され一包化された粉薬を開封することなく識別できるのが特徴で、薬剤の特定にかかる時間はわずか約4秒です。近赤外線を照射し、その反射光から得られる波形(スペクトル)データをデータベースに登録された薬剤データと照合することで、一包化された粉薬が処方箋どおりの内容になっているか確認するものです。
各薬剤が持つ固有の波形データを蓄積した独自のデータベースが「コナミル」の高精度識別を支えています。クラウドと連携することで、常に最新の薬剤情報をデータベースに反映させ、調剤現場等のさまざまな状況に迅速に対応します。
低価格の携帯型端末「コナミルモバイル」
手のひらサイズで持ち運びが容易なため、薬局内での移動はもちろん、在宅医療や災害医療現場など、場所を選ばず薬剤を識別し、タブレットとの連携で、測定結果をその場で確認・記録します。
コナミルモバイルは現場で必要な機能に絞ることで小型・軽量化、そして50万円を切る低価格としています。一般的に製薬メーカーや研究機関で使用されている数百万円から数千万円する高額な大型の分光分析装置と異なり、薬局チェーンでの全店舗導入を視野に入れた価格設定としました。
開発者エピソード:森山代表

「いつもと何か違う……」
その一瞬の不安、薬剤師なら誰でも経験があるはずです。
長年、分光分析を研究し、薬学を教えてきた私だからこそ、その不安を技術で解消できると確信しました。
「研究室の装置を現場へ」
そんな夢を形にしたのが、この「コナミルモバイル」です。
ユーザーの声:薬剤師H.K.さん(薬剤師歴3年)

世に出回っている粉薬はほとんど「白い」ので、別の薬剤師が調剤した粉薬を鑑査するとき、処方された薬が本当に正しく調剤されているのかどこか不安がありました。
「コナミル」が導入されてからは、調剤された「白い」薬が正しいのか確認ができ、安心して患者さんに薬を提供できています。
識別+計量、1台2役の据え置き型「コナミルベース」
重量鑑査にも対応した据え置き型。成分鑑査と重量鑑査を同時に行うことで、調剤業務全体の効率化を図ります。
開発者エピソード:森山代表

以前、ある病院から「薬から通常と異なる匂いがする」と連絡を受けました。万が一、間違いがあれば大変です。
通常、このような場合は専門機関に依頼し、分析結果が出るまで数日かかります。しかし、コナミルを使用したことで、その場で薬に間違いがないことがわかり、別の薬剤の残留臭が容器に残っていたものと推測されました。
患者さんの命に関わる問題を数秒で確認できたことは、コナミルならではの強みであり、コナミルの可能性を再確認する経験となりました。
ユーザーの声:薬剤師C.Y.さん(薬剤師歴10年)

病院で働いていて、入院患者さんの持参薬の確認を行う際に役立っています。他施設で調剤された持参薬は、薬剤名の印字がないものも多くあります。
そんな中、患者さんが入院時に持参された粉薬が何という薬剤なのか、「コナミル」導入前はお薬手帳や薬袋、診療情報提供書から“想定”することしかできません。
その“想定”を“確信”に変えてくれたのが、「コナミル」です。
事業戦略・マイルストーン国内基盤を確立し、グローバル展開へ
ウィズレイは調剤過誤による事故ゼロを目標に、「コナミル」シリーズを軸とした事業展開で国内市場の基盤を確立したうえで、偽造医薬品が蔓延するグローバル市場への進出を目指す考えです。
1. 国内市場での基盤確立
まずは国内調剤薬局市場での「コナミル」シリーズ普及に注力します。
また、総合病院や複数薬局での試験導入で得られた知見、そして薬剤師の口コミも活用し、市場での認知度向上を図ります。さらに、展示会への出展も積極的に行い、製品の認知度を向上させ新規顧客を獲得していく計画です。
2. 事業領域の拡大とグローバル展開
中期的にはコナミルで用いる医薬品の識別技術を発展・応用し、国内外で事業領域を拡大していく計画です。
事業領域の拡大
粉薬を識別できるウィズレイの技術は、液体医薬品の識別にも応用可能と考えています。この技術を応用し、病院での点滴の成分や濃度をリアルタイムでモニタリングする技術を開発することで、医療現場の安全管理をさらに強化することを目指します。
さらに、介護施設など医薬品を扱う他現場への導入、将来的には警察・税関と連携した違法薬物検査への導入も視野に入れています。
グローバルでの事業展開
世界の偽造医薬品市場は、年間数十兆円規模と推定され、その闇は深く、広がり続けています。ウィズレイは、「コナミル」の導入拡大を通じて、国内外から医薬品の波形データを収集、蓄積し、解析することで、この問題に立ち向かう考えです。
継続的なデータ収集とAI技術の活用により、識別可能な薬剤の種類を増やし、将来的には、複雑な混合物の成分識別も実現できると考えています。まずは、偽造医薬品による健康被害が深刻な東南アジアなどの新興国を中心に事業を展開し、その後、順次、対象地域を拡大していくことで、グローバルな調剤の安全性向上および偽薬流通防止を目指します。
ユーザーの声:薬剤師S.F.さん(薬剤師歴16年)

調剤した粉薬を服用した患者さんから、「いつもと味が違う、これは本当に指示されたお薬で合っているのか? 子どもに本当に飲ませていいのか? 調剤した薬剤師が自分で飲んで確認してみてくれないか」という訴えがあった際の対応に、本当に苦慮していました。
最近では、「海外で入手した薬が何であるのかを調べてほしい」という患者さんも増えています。
今までこれらの問題の解決方法はありませんでしたが、「コナミル」を使うことで明確な回答を返すことが出来るので本当に助かっています。全国の薬剤師が、こんな機器を待っていると思います。
EXIT戦略
ウィズレイは、EXITとしてIPOを検討していますが、グローバル展開を加速できる可能性が高いと考えられる大手医療機器メーカー、製薬会社、調剤薬局チェーン等とのM&Aは積極的に検討していく考えです。
- 2025年7月期
・大手調剤薬局チェーン、ドラッグストアチェーンへの本格導入開始
・販売目標「コナミルモバイル」50台、「コナミルベース」30台
- 2026年7月期
・偽造医薬品識別機能の開発および国内でのPoC取得
・偽造医薬品識別に特化した新型コナミルをリリース
・コナミル(モバイル+ベース)累計販売台数300台
- 2027年7月期
・偽造医薬品識別機能の海外でのPoC取得
・海外版偽造医薬品識別アプリのリリース
- 2028年7月期
・ASEAN市場への展開開始
- 20XX年
・株式公開(IPO)もしくは株式譲渡(M&A)
※事業計画およびマイルストーンは、現時点の発行者の想定・見解に基づいて作成されています。そのため、将来予想に関する記述には、既知および未知のリスクや不確実性が含まれており、将来の実績や業績、成果や財務状況と著しく異なる可能性があります。
メンバー岡山から世界へ。研究室の叡智と現場の知見を融合し、医療現場の課題解決に挑む

森山 圭

亀井 健人
なぜ私がこの事業をやるのか
Q:現在の事業をスタートさせた経緯を教えてください

大学で分光分析を研究し、製薬会社で品質管理に携わり、そして薬学部で教鞭をとる中で、私は薬剤師の抱える課題を目の当たりにしてきました。特に粉薬の調剤は見た目での識別が難しく、常に「間違えていないか」という不安との戦いです。この不安は、時に重大な医療事故を引き起こす可能性も秘めています。
「自分が研究している技術で、この不安を解消できる。そして、薬剤師さんがもっと患者さんのために時間を使えるようにしたい」。そう考え、私は研究室で培った技術と現場の薬剤師さんの声をもとに「コナミル」の開発に着手しました。
「誰もやらないなら、自分がやるしかない」。大学を辞め、起業するという決断は、決して容易なものではありませんでした。しかし、私には研究者としての知識、そして未来の医療を担う学生たちを育ててきた教育者としての責任感があります。これら全てを懸けて、この事業を成功させたいと考えています。
左:創業のきっかけになった「岡山テックプラングランプリ」でのプレゼンの様子
右:創業準備でインキュベーションセンターに入居した際のデスク
Q:どのような世界を実現したいと考えているのでしょうか

私が目指すのは、光の分析技術で医療事故の不安をなくし、薬剤師が本来の力を発揮できる世界です。調剤業務、特に見た目での識別が難しい粉薬の調剤は薬剤師に大きな精神的負担を強いるとともに、患者さんの命を危険に晒す医療事故のリスクを高めます。
この課題を解決するため私は「コナミル」を開発しました。「コナミル」によって薬剤師は調剤業務に関わる不安から解放され、患者さんとのコミュニケーションや服薬指導など、本来注力すべき対人業務に集中できるようになります。患者さん一人ひとりに寄り添った、質の高い医療提供が可能になると信じています。
さらに、薬局が地域医療を支える拠点となる未来を目指します。高齢化が進む中、在宅医療での薬剤管理をサポートし、薬剤師が地域住民の健康相談に応じるなど、地域包括ケアシステムの一員として活躍できる社会を実現したいと考えています。
そして、この技術を世界に広げ、深刻な偽造医薬品問題の解決にも貢献したい。医療現場から医療事故をゼロにし、薬剤師がその専門性を最大限に発揮できる、安全で安心な医療を提供できる世界をつくる。それが私の夢です。
学会でブース出展した際の「コナミル」試作3号機
Q:株式投資型クラウドファンディングに挑む理由を教えてください

クラウドファンディングへの挑戦は、単なる資金集めではありません。私には研究者として、そして教育者として培ってきた経験、さらに薬剤師現場の知見があります。それら全てを結集し、医療の未来をより良く変えたい、その強い想いを共有する「仲間」を増やしたいのです。
大学で薬学を教える中で、多くの薬剤師の卵たちと接してきました。彼らは高い志を持って医療の道に進もうとしています。しかし同時に、彼らが将来直面するであろう調剤現場の厳しさ、特に粉薬の調剤における不安や重圧も私は知っています。
「コナミル」は、そんな彼らの不安を少しでも和らげ、本来の専門性である患者さんとのコミュニケーションにもっと多くの時間を使えるようにするためのツールです。そして、この技術は国内だけでなく、偽造医薬品が蔓延する海外でも多くの人々を救う可能性を秘めています。
今回のクラウドファンディングを通じて、私と同じように「医療現場を良くしたい」「安心して薬を飲める社会を作りたい」と願う皆さまとつながり、共に未来を創造していきたい。皆さまから頂く応援が、「コナミル」の普及、製品の改良、そして新たな事業領域への挑戦、その全てを加速させる力となります。
皆さまの温かい応援を、心よりお願い申し上げます。
受賞歴・補助金・プログラム等採択歴
- 第11回おかやましんきん地域活性化支援制度“エリアサポート”助成金
同制度「岡山市まち・ひと・しごと地方創生特別賞」 - 経済産業省「J-Startup WEST」選定
- 日経新聞「第4回 スタ☆アトピッチJapan」ファイナリスト
- 「岡山イノベーションコンテスト2019」ビジネス部門・スタートアップの部 大賞
- 第1回「岡山テックプラングランプリ」中国銀行賞・日本ユニシス賞
- リバネス「日本のスタートアップ向けのASEAN進出アクセラレーションプログラム」採択
- 光産業創成大学院大学「Photonics Challenge 2021」最優秀チャレンジ賞
- 第47回「岡山市文化奨励賞(学術部門)」受賞
メディア掲載実績
- 岡山の新興ウィズレイ、浜松ホトニクスなどから資金調達 - 日経新聞
- ルック ~地域発・輝くビジネス~ - RNC西日本放送
- 【対物業務の軽減】挑戦者が提示する新ソリューションとは!? - あしたの薬局
- 輝け!スタートアップ(151)ウィズレイ 粉薬自動識別で薬剤師支援 - 日刊工業新聞
- 月刊 メディカルクオール(2025年1月号)
- 100%のものを、みんなが欲しいわけじゃない - NPO法人無花果
- 近赤外光で散薬鑑査実現 - 薬事日報
- せとうち企業セレクション2022 - RSKラジオ
- マンスリーリポート(2022年5月号) - 岡山経済研究所
- 薬に触れずして薬を見分ける - 就実大学薬学部
応援コメントウィズレイへの応援コメント

ジャーナリスト
堀 潤
特に、薬は、健康を破壊し、人生を奪います。フェイクを見破るためには本来、必要なコストをかける必要がありますが、目の前の利益に目を奪われ、課題解決に本腰を入れられていない現状を国内外の様々な分野で私は伝えてきました。
ウィズレイの技術と森山さんの想いは、そうした社会課題をビジネスとテクノロジーで解決するものです。いま、必要とされている産学官を横断するゼブラ企業の先頭を走る存在だと思っています。瀬戸内から世界を支えます。ぜひ、発展して欲しい領域であり、会社です。応援しています!

狭間 研至
今後、高齢化が進み、嚥下困難事例や胃瘻症例などで、粉薬が必要になる患者が増加することも見込まれる。調剤業務の一部外部委託も実用化が見えてきた今、将来の調剤室には不可欠な機器となり、安心・安全な調剤業務を支える基盤になることを期待している。

真鍋 康正
コナミルの技術は日本の医療安全に貢献するだけでなく、偽薬が流通しやすい国や地域でも役立つ将来性を持っています。世界中の誰もが安心して薬を手にできる社会を実現するため、ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

山田 邦明
大学という肩書きを持たなくても仲間が、味方がどんどん増えてるの、森山さんの魅力だし、それがそのまま事業の魅力。本気で応援してます!やってやりましょう!!
募集情報本案件には以下の募集情報があります
募集有価証券の種類:本案件は新株予約権での取り扱いです
本案件は新株予約権での取り扱いです。
新株予約権の概要については、契約締結前交付書面タブの「新株予約権説明書面」及び「契約締結前交付書面」または「募集新株予約権の募集事項に関する通知書」をご確認ください。
エンジェル税制:エンジェル税制の適用はありません
投資金額コース:9つの投資金額コースを設けています
本募集は、以下の投資金額コースを設けています。
- 100,000円コース
- 200,000円コース
- 300,000円コース
- 500,000円コース
- 1,000,000円コース ※
- 2,000,000円コース ※
- 3,000,000円コース ※
- 5,000,000円コース ※
- 10,000,000円コース ※
※50万円を超えるコースへのお申込みには特定投資家への移行が必要です。特定投資家の概要、特定投資家への移行申請手続きについては「特定投資家について」のFAQをご確認ください。移行申請の受領から登録完了までお時間をいただく場合があります。
イベント紹介ウィズレイのオンライン事業説明会を開催します
ウィズレイの市場やサービスについてよりよく知っていただくことを目的として、オンライン事業説明会を開催します。イベント登録時に頂いた参加者からのご質問にも回答しますので、ぜひこの機会に参加をご検討ください。
配信はZoomウェビナーにて行います(参加者のお顔・名前は映りません)。
◆3月3日(月)20:00~21:00
【タイトル】
「コナミルは世界の医療をどう変える?ウィズレイ事業説明会」
【登壇者】
・株式会社ウィズレイ 代表取締役 森山 圭
3月3日のウェビナーに参加登録する
◆3月6日(木)20:00~21:00
【タイトル】
「現役薬剤師が語る!調剤現場の課題とコナミル導入の価値」
【登壇者】
・株式会社ウィズレイ 代表取締役 森山 圭
・株式会社ウィズレイ 取締役 亀井 健人
3月6日のウェビナーに参加登録する
◆3月10日(月)20:00~21:00
岡山から世界へ! 技術で未来を切り拓く、大学発ベンチャー2社の挑戦とは。独自の導電性インク技術で未来を拓くC-INK代表 金原氏と、光技術で医療の安全を守るウィズレイ代表 森山氏。株式投資型クラウドファンディングを通じて新たな挑戦を続ける二人が、それぞれの熱い想いを語ります。
【登壇者】
・株式会社C-INK 代表取締役CEO・CTO 金原 正幸
・株式会社ウィズレイ 代表取締役 森山 圭
・イークラウド株式会社 代表取締役 波多江 直彦(司会進行)
3月10日のウェビナーに参加登録する
※1:本イベントではチャット等での双方向のやりとりはできませんので、あらかじめご了承ください。
※2:本イベントは両社の事業説明を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
事業のリスクウィズレイの事業に関するリスク
ウィズレイの事業に関わる主要なリスクには、次の3点が挙げられます。
1点目は顧客開拓に関するリスクです。
ウィズレイは、販売代理店経由で現在2つの全国展開の調剤薬局チェーンで試験導入を行っています。先ずは導入実績を作ることに注力し、そこからチェーン内拡大および他の薬局への導入を図りたいと考えています。調剤薬局チェーンで正式導入がされない場合もしくは正式導入に時間を要する場合等、発行者の資金繰りや業績に影響を及ぼす可能性があります。
2点目は技術に関するリスクです。
「コナミル」の判定機能は、現状では指定した薬剤の正誤判定のみとなっています。今後、偽薬判別機能を追加する計画ですが、学習データの取得や偽薬識別精度の向上に想定以上に時間を要した場合、発行者の資金繰りや業績に影響を及ぼす可能性があります。
3点目は財務に関するリスクです。
ウィズレイは、事業拡大に向けた先行投資期間にあり、2024年11月末の試算表では9,150千円の債務超過となっています。今後、売上高が計画どおりに推移しない場合、損失が継続し債務超過が解消しない可能性があります。
リスクの詳細は、ページ上部の「企業のリスク」タブ及び契約締結前交付書面に記載しています。投資の際は必ずご確認ください。また、株式投資型クラウドファンディングの一般的なリスク・留意点については「重要事項説明書」をご確認ください。
質問回答 投資家の皆さまからのご質問にお答えしました
「ウィズレイ」に関して、投資家の皆さまより頂いたご質問への回答を掲載しました。
※ご質問への回答はウィズレイによるものであり、内容はあくまで現時点での計画に基づいたものです。
Q:市場規模の伸びが将来的に150%程で大きな伸びではない印象です。それでも追及される理由は何でしょうか。
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社会課題の解決を目指して事業展開しています。市場規模の伸びは確かに大きくないかもしれませんが、そこに社会的な課題があってそれによって困難を抱えている人がいるのであれば、スタートアップとして追及する意義は十分にあると考えています。
Q:散薬鑑査のみだと市場規模は限定されるのかなと思うのですが、液体医薬品への応用や偽薬検出もあるということで、光技術の活用先をいろいろと模索されているのかなと思いました。散薬鑑査以外での現在の取組状況を教えてください。
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液体医薬品の分析につきましては、以前にラマン分光法を用いて輸液成分の種類と濃度を確認できることは確認しており、試作機をCEATEC2022にて出展した経緯はあります。
ただラマン分光法をベースとした装置は価格や諸規制などにより開発が容易ではなく、ペンディングの状態となっていました。最近、コナミルと同じ近赤外分光法をうまく使うことにより同様の輸液成分分析ができることがわかりつつあり、今後も可能性の検討は行っていきます。
偽薬検出については、募集ページにも記載したように初期的な実証実験で良好な成果をおさめています。今後は検出アルゴリズムやデータ蓄積などに注力していきたいと考えています。
Q:翌年度以降の売上計画の伸びがすごいなと思うのですが、そこまで伸びるものなのでしょうか。
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ようやく大手調剤薬局チェーンや大手ドラッグストアチェーン等でコナミルの試験的導入や採用事例が上がってきました。数百店舗規模で展開するチェーンですので、これまでとは違ったスケールで導入が進むものと考えています。
Q:薬剤データの分析結果を大量に持つことが本製品の肝と思いますが、現状でどのぐらいの薬剤が識別可能なのでしょうか?またデータ収集についての戦略や取組状況について教えてください。
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コナミルに関しては現状で約400種類程度の粉薬の波形データをマスタとして保有しています。国内で流通している医療用医薬品の粉薬のうち、コナミル分析対象となるものは約1000種類程度と考えられますので、現状は国内流通薬の40%程度の波形を網羅している状況です。
マスタにない薬剤の波形データ収集については、コナミルアプリ上でユーザー側で新規の薬剤波形登録ができる仕組みにしています。ユーザーで登録した波形データをクラウド上でマスタに吸い上げ、これによりデータの拡充を図っていく計画です。
Q:参入障壁は高いものなのでしょうか。
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近赤外分光法で薬剤を見分けるということは公知の事実ですので、知財的な参入障壁はそれほど高くありません。ただ、コナミルで使っているような小型で安価な分光器を用いて、精度のよい薬剤識別をしようとすると、分光分析学、データサイエンス、有機化学などの専門知識を必要とします。薬剤師業務についても精通している必要があります。その点を考慮すると、ノウハウ面での参入障壁は高いと考えています。
Q:コナミルに関して、競合はどこと考えているのでしょうか?また競合と比べた際の優位性を教えてください。
ウィズレイの回答(クリックで開きます)
コナミルと同様の原理で粉薬の調剤鑑査を行う装置は現在市場には存在しません。ただ、「粉薬の調剤での間違いを減らす」という文脈での競合となれば、粉薬ボトルのバーコード認識装置や粉薬の自動調剤ロボットなどは競合となり得ます。
ただし、バーコード認識装置は「一包化前」の確認をバーコードで行うものですので、その後の調剤プロセスでのミスを防ぐことができない点やそもそもボトルの中身が間違っていたらミスを防ぐことができない点などが課題として挙げられます。
コナミルは患者に手渡す最後の状態で、化合物として正しいかを確認をするために、これらの課題点をクリアできます。調剤ロボットもバーコード装置と同様に一包化後の確認はできず、またロボットは装置導入価格が非常に高額となります。
Q:近赤外分光法の技術的な限界(測定できない物質、測定誤差など)はありますか?また、競合技術の出現、技術の陳腐化のリスクはありますか?
ウィズレイの回答(クリックで開きます)
コナミルで用いている波長範囲での近赤外分光法において、吸収スペクトルが得られない物質は、塩化ナトリウムや塩化カリウムのような共有結合を持たない無機物質が挙げられます。これらの物質の識別は技術的には不可能です。
測定誤差の面では、混合散薬の混合均一性が悪い場合(たとえば大粒子と小粒子の混合)などは、測定データのばらつきが大きくなり、コナミルでうまく判定できない場合もあります。また吸湿や劣化に伴いスペクトルも変化しますので、このような薬剤もデータベースとの適合性は悪くなってきます。
上記の点をカバーできる競合技術としては、複数種類の分光分析手法(例えば近赤外分光法とラマン分光法)を組み合わせて弱点を補完し合うような方法もあります。この技術については、森山が特許取得しています。
Q:医薬品の安全性を向上させる素晴らしい技術、製品ですね。コナミルは小型であるため接客カウンターにも置いて、薬を受け取るお客様にも測定結果を見せることで、より安心につながるのではと思いました。その際は、薬剤師向けの画面ではなく、お客様に見せる用の画面の工夫(薬の特徴や利用方法を簡潔に表示等)をお願いします。
ウィズレイの回答(クリックで開きます)
ありがとうございます。将来的にはコナミルで測定した結果そのものは薬剤師が確認して、それを投薬カウンターのモニターに、患者さんが見やすい情報に加工して表示する仕組みなどを作ればより安心感を生むものになるかと思います。貴重な示唆をありがとうございます。
Q:浜松ホトニクスが株主にいますが、何か関係性はあるのでしょうか。
ウィズレイの回答(クリックで開きます)
浜松ホトニクス社は光学素子の開発においては世界屈指の技術レベルを持つ会社です。当社コナミルやそれ以外の展開(輸液、注射薬への展開など)において、常に技術的なアドバイスを頂いています。
Q:既存株主からどこを評価して出資したか聞いている範囲で教えてください。亀井氏の評価ポイントも伺いたいです。
ウィズレイの回答(クリックで開きます)
浜松ホトニクス社は当社との事業シナジーに魅力を感じてご出資と理解しています。
瀬戸内startupsとHOXIN社、および尾道産業社は社会課題を解決するスタートアップが瀬戸内というエリアから創生され、瀬戸内のスタートアップ気運が高まって欲しいとの願いからのご出資です。
リバネス社は日本のディープテックが国内および海外の社会課題を解決することを目指している会社なので、そのビジョンに当社の取り組みがフィットするためのご出資です。
亀井は現役薬剤師として調剤現場での粉薬の識別には大きな課題感を持っていた点と、森山とは大学時代の同期であり、森山の行動力等を昔から評価していた点が重なって共同創業者となった経緯があります。
Q:取締役の亀井氏は現在、倉敷中央病院の薬剤副本部長ということですが事業にはどのように関わっているのでしょうか。今後、事業進捗した際にどのように関わっていくかについても教えてください。
ウィズレイの回答(クリックで開きます)
代表の森山は、薬剤師免許は持ちながら研究者として歩んできましたので、現場薬剤師が肌で感じている課題感などには少々疎いところがあります。
亀井は大学卒業以来長きに渡って病院での現場薬剤師を務めており、また地域の調剤薬局との連携や薬剤師人材育成などについても指導的立場にあります。新人からベテランまで、また病院、薬局それぞれのフィールドでの薬剤師の課題感を一番リアルに感じている人物ですので、当社事業においても「薬剤師の視点」というポイントを製品に組み込む重要な役割を担っています。
今後事業進捗した場合も、やはり当社の開発が現場薬剤師目線から外れないよう、亀井にはこれまでと同様の立ち位置で関わってもらおうと考えています。
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